補助金・共同開発事業
宇宙JAXAオープンラボ 完全閉鎖型燃料電池システム
宇宙用の燃料電池は小型軽量及び高効率の他、未反応ガスの排出が不可能であることから閉鎖型が必須の条件となります。本閉鎖環境用小型燃料電池は、宇宙航空開発研究機構(JAXA)の宇宙オープンラボ制度1)を活用して、㈱ケミックスの燃料電池技術とJAXAで研究開発を行っているガス循環機能とを融合して開発したものです。この閉鎖環境用燃料電池は新たに改良・改造を加えられた気液分離ポンプの遠心分離により、生成水分と未反応分のガスを、気液分離することができます。これにより、燃料・酸化剤を有効に使用することができ、未反応ガスの排出が抑えられます。150時間運転(酸化剤は)ほとんどパージすることなく稼働を確認しております。現在、(燃料側と酸化剤側)共に気液分離ポンプを接続して運転中です。2)これらの技術を使用すれば、閉鎖環境での使用が可能になり、宇宙用途だけではなく、クリーンルームや工場内の電動カート、ジオフロント(トンネル内作業)、ウォーターフロント(海底ケーブルの敷設)等の分野に電源供給の可能になります。
150w級小型燃料電池システムイメージ |
仕様 |
燃料電池 |
FC-050-016 |
セル数 |
16セル |
FC出力 |
150W級(MAX300W) |
酸化剤 |
酸素ガス循環 |
燃料 |
水素ガス循環 |
気液分離ポンプ |
消費電力 |
5~15W |
圧力 |
200kpa |
1)http://aerospacebiz.jaxa.jp/openlab/
2)2009.10.30現在 |
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